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    動画修復

    破損したMP4ファイルを修復する方法


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      新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから3年目となり、ようやく社会も以前の姿を取り戻しつつあります。夏休みに合わせて今年こそは旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

      そのような楽しい旅行で写真や動画を撮影する方もたくさんいらっしゃるでしょう。楽しい思い出を撮影した記念の動画は、後から見直してまた楽しむことができる素晴らしいツールです。またはSNSでシェアしてみんなで楽しむこともできますね。

      なのに、アーカイブ内の動画(MP4ファイル)が破損していたら・・・!

      例えば動画がうまく再生できない、全く開かない、動きがぎくしゃくしていたり、ちらついたり、音が出なかったり、黒い画面が表示されたり、などといった問題が起こると一気に気力が萎えてしまいます。

      しかし、もう破損した動画ファイルで悩むことはありません!このブログでは、MP4動画が破損する理由と共に破損したMP4の動画ファイルを再び再生可能な元の状態に修復・回復する方法をお伝えします。

      MP4動画が破損する理由

      MP4ファイルの破損する理由はいくつか考えられます。

      • メディアの物理的破損

      一番最初に考えられる理由は、動画ファイルを保存するメディアの物理的破損です。SDカード、CFカード、USBフラッシュドライブ、またはハードディスクドライブなど形あるものは破損するものです。物理メディアにはどうしても寿命があります。不良セクタがあると、そこに保存されたファイルは破損することになります。

      • 自分の操作間違い

      自分の操作間違いということもありえます。基本的にはデバイス(カメラなど)とメディア(SDカードなど)はペアで使う方がいいのですが、ついメディアを使いまわして操作ミスをしてしまい、別のデバイスで撮った動画を削除したり破損してしまったりすることもあります。また、メディアを手荒く扱って物理的に破損してしまうこともあります。

      • メディアの初期不良

      ユーザー側ではどうしようもないのですが、メディアの初期不良という可能性もあります。

      その他MP4ファイルで破損が起きる原因は次のとおりです。

      • 動画を視聴または編集中にコンピュータが突然シャットダウンしてしまった
      • 突然の停電やネットワーク切断などにより、MP4ファイルの転送やダウンロードが不完全だった
      • OSがクラッシュしてしまった
      • コンピュータのウイルス攻撃やマルウェア
      • MP4動画を保存しているストレージドライブに不良セクタが発生した
      • 複数のデバイスで同じUSBフラッシュドライブまたはSDカードを使いまわしている

      再生できないMP4ファイルのトラブルシューティング

      破損したMP4ファイルを発見した場合は、動画修復ソフトを使って修復できます。

      ただし、動画が単に再生できないだけ、またはエラーが表示されていない場合、その動画は必ずしも破損しているわけではないかもしれません。MP4ファイルを再生するのに使用しているデバイスまたはメディアプレーヤーに問題がある可能性もあります。なので動画修復ソフトを使用する前に、今からご紹介するトラブルシューティングの方法を試してみて、破損した(かもしれない)MP4ファイルの再生にトライしましょう。

      修復ソフトなしで破損した・再生できないMP4ファイルの問題を解決

      方法 1. 別のメディアプレーヤーで動画を再生する

      メディアプレーヤーは、すべての動画フォーマットに対応しているわけではありません。MP4はほとんどのメディアプレーヤーにサポートされていますが、技術的な問題はまだまだ発生する可能性があります。ですので、再生するメディアプレーヤーを変更してみてください。VLC Media Player、Windows Media Player、Winamp、KMPlayerなどでMP4ファイルを再生してみてください。

      注: 各メディアプレーヤーは必ず公式サイトからダウンロードしてください。

      方法2.  動画ファイル形式を変換する

      MP4動画が再生できない場合、MP4をWMV、MOV、AVI、MP3になど、ファイル形式を変換してください。オンラインで使えるMP4コンバーター、または変換ソフトを選択することができます。

      ここではVLC Media Playerを例に、どのようにファイル形式を変換するか簡単にご説明します。

      1. VLC Media Player を起動し、「メディア」から「変換/保存」をクリックします。

      2. 「ファイル」タブの中の「ファイル選択」枠内に変換したいファイルをドラッグ&ドロップします。または「追加」ボタンをクリックして変換したいファイルを選択します。

      3. 今回はWMVに変換しますので、「設定」枠の「変換」ラジオボタンをクリックして、「プロファイル」から「Video – WMV + WMA(ASF)」を選択します。

      4. 「出力用URL」の「参照」をクリックして動画の出力先の場所を指定し「保存」をクリック後、「開始」ボタンをクリックして変換を開始します。この場合拡張子はasfになります。

      5. 変換が完了すると, 指定した出力先に変換したファイルが作成されます。

      方法 3. MP4 CODEC (コーデック)をダウンロードする

      CODEC(コーデック)とは「Compression/DECompression」 -「圧縮/伸張」の略で、ビデオファイルを圧縮または解凍するために使用される装置・機器・ソフトの総称です。

      すべての動画形式ファイルには、オーディオ(音声)およびビデオ(動画)コーデックがあります。例えばあるMP4ファイルは、ビデオを圧縮するためにMPEG-4コーデックとオーディオのAAC圧縮を使用しているとします。メディアプレーヤーにこれらのコーデックがない場合、このMP4ファイルを再生できず、「このファイルを再生するにはコーデックが必要です」というようなエラーが表示されることがあります。

      この場合の解決策は、正しいコーデックをダウンロードすることです。とはいえ、毎回コーデックを調べてインストールするのは面倒なものです。その場合は複数のコーデックを一括してインストールできる「コーデックパック(コーデックの詰め合わせ)」がおすすめです。

      WindowsまたはMacコンピュータ用のMedia Playerコーデックパック、Xコーデックパック、K-LiteまたはLAV Filtersなどのコーデックパックはオンラインで入手することができます。このパックには、MP4を含むほとんどのビデオファイルタイプのコーデックが含まれています。

      注: コーデックパックは必ず公式ウェブサイトからダウンロードしてください。信頼できないソースからダウンロードすると、コンピュータがウイルスやマルウェアの危険にさらされる可能性があります。

      動画修復ソフトで破損・損傷したMP4ファイルを修復する

      上記のトラブルシューティングで解決しない場合、動画修復ソフトで破損・損傷した動画を修復します。ここでは2つのソフトを使った修復方法をご紹介します。

      方法 1:VLC Media Playerを使用する

      VLC Media Playerで破損したMP4ビデオを修復する手順をご説明します。

      1. VLC Media Playerを開き、 「メディア」→「変換/保存」をクリックします。

      2. 「メディアを開く」ウインドウが表示されるので、「ファイル」タブ→「ファイル選択」枠内に変換したいファイルをドラッグ&ドロップするか、「追加」をクリック、破損したMP4ファイルを追加して「変換/保存」の下向き▼→「変換」をクリックします。

      3. 「設定」枠の中の「プロファイルの右端のアイコンをクリックします。

      4. 「カプセル化」タブではMP4/MOVを選択、
      「ビデオコーデック」のタブでは「ビデオ」枠の「オリジナルのビデオトラックを保持」を選択、
      「オーディオコーデック」枠では「オリジナルのオーディオトラックを保持」を選択
      して、

      「プロファイル名」に名前を入力して「作成」をクリックします。今回プロファイル名は「TEST_TEST」としました。

      5. プロファイルのドロップダウンから先ほど作成したプロファイル名(TEST_TEST)を選択し、「出力先ファイル」で場所を指定して「開始」をクリックすると、動画修復が開始されます。

      方法 2:Stellar Repair for Videoを使用する

      Stellar Repair for Videoは、動画ファイルのさまざまな種類の破損問題を修復する高度なソフトです。Stellar Repair for Videoをインストールするとすぐに深刻に破損したMP4ファイルを修復することができます。

      ファイルヘッダー、フレーム、動き、サウンドセクションなどの破損により発生するぎこちなさ、ちらつき、ぎくしゃくした動き、ブラック/グリーンスクリーン、音なし、音ずれ、その他多くの動画ファイルで起こりうる問題を修復できます。

      Stellar Repair for Videoで破損したMP4動画を修復する手順をご紹介します。まずはStellar Repair for Videoをダウンロード、インストールします。

      Stellar Repair for Videoのダウンロード 

      • クリックするとすぐにダウンロードが始まります。
      • 無料体験版では、動画全体の20%まで修復されたファイルをプレビューすることができます。

      1. Stellar Repair for Videoを起動、「ファイルを追加」をクリックして破損したMP4ファイルをアップロードします。

      2. 「修復」をクリックすると、修復プロセスが開始されます。

      3. 修復されたビデオをプレビューします。「修復したファイルを保存」をクリック、選択した場所に修復されたMP4ファイルを保存して終了です。

      まとめ

      MP4ファイルが調子が悪くて再生できないようなら、まずは 修復ソフトなしで破損した・再生できないMP4ファイルの問題を解決 でご紹介した方法を試してみましょう。

      それでも解決できないようなら、動画修復ソフトは破損したMP4ファイルを修正するためのソリューションとなります。Stellar Repair for Video はかんたん3ステップで破損した動画ファイルを修復する頼もしい動画修復ツールです。このソフトは一度に無制限のビデオを修正することができ、MP4のみならず他の形式の動画ファイルの深刻な破損の問題を修復できます。

      大切な動画を修復するのに、是非 Stellar Repair for Video をお使いください。

      なお、無料体験版では、動画全体の20%まで修復されたファイルをプレビューすることができます。

      関連記事: 壊れた動画を修復するベストプラクティス

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      著者について

      Yoko Takano linkdin

      ブランド認知度向上を担当するデジタルマーケティングマネージャー

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