4.8. デプススキャンの実行

ディープスキャンにより、ハードドライブまたは外付けドライブのボリュームからデータを復元できます。ボリュームの包括的なスキャンを実行し、紛失または削除されたデータを可能な限り復元します。また、ファイル署名に基づいて失われたファイルを検索します。このデータ復元オプションは、選択したソースで見つかったすべてを復元します。このオプションは、データ キャリアがひどく損傷している場合に特に役立ちます。

スキャンが完了した後、目的のファイルがファイルリストに表示されない場合、選択したドライブを包括的にスキャンするディープスキャンを選択することができます。

備考

• macOSのT2チップセキュリティ: macOSのボリュームまたはシステムドライブでディープスキャンを実行する場合は、まずカーネル拡張機能(KEXT)を有効にします。カーネル拡張（KEXT）の有効化」を参照してください。

• M1、M2、M3、M4チップテクノロジー macOSの場合:  macOS ボリュームまたはシステムドライブでディープスキャンを実行する場合は、まずシステム整合性保護 (SIP) を無効にします。システム整合性保護（SIP）を無効にする理由」を参照してください。

ディープスキャンを実行する手順

1. 選択したドライブのスキャンが完了したら、プレビューウィンドウの下部にある[ここをクリック]オプションを選択してディープスキャンを開始するか、[復元元]画面から直接ディープスキャンを実行することもできます。

2. スキャンプロセスを示す画面が表示されます。スキャン処理をキャンセルしたい場合は、[停止]ボタンをクリックしてください。 

3. スキャンの詳細をご覧になるには、ここをクリックしてください。

4. スキャンが完了すると、ディープスキャンで検出されたファイルとフォルダの数を示すダイアログボックスが表示されます。

5. ディープスキャンで検出されたファイルは、プレビューで表示および保存できます。

6. スキャンしたデータのプレビューと復元については、スキャン結果のプレビューと復元したファイルの保存を参照してください。

注：スキャンした情報を保存し、後でデータ復元を続行したい場合は、「スキャン情報の保存と続行」のセクションをお読みください。

注：「復元を再開する」ウィンドウで以前に保存したイメージ（DMG）、または「失われたボリュームの検索」ウィンドウにリストされたボリュームに対してディープスキャンを実行できます。